なけなしの大人力と社会性
30代になると、心は傷つきやすくなります。
でも「なけなしの大人力と社会性」がなんとかカバーしてくれることってあるんです。
あくまでも「なけなしの」。
能力は高くないけど、今まで生きてきた経験とスキルを駆使して、なんとか転げ落ちないように踏ん張っているような、そんな感覚です。
だから、実際のところ強くないんです。周りが凶器にしか見えないときもあり、怖いことだらけなんです。ほんと。
そもそも「大人力と社会性」ってなんぞや?って感じですが、わたしのバリバリ主観の言葉で、特に定義なぞもございません。
強いて言うなら、防御力と危険察知能力(回避力)でしょうか。
例えば、地味に傷ついているんだけど、空気壊さないように切り返しをしてみるとか。
この人・この環境は居心地悪いから相手を不快にさせないように、さりげなく距離置こうとか。
そういう、一見誰にも気づかれないけど本人は頭をフル回転させて周りの空気を読み、なんとかベストな判断へとたどり着いた、防御と回避行動です。
傷つかないように、考えて、考えて、考えて行動に移した結果、「なけなしの大人力と社会性」が身につくようになっているのかと思われます。
笑顔で切り返すから平気に見えるけど全然平気じゃないんです。大人と呼ばれる年齢だからって全然強くなってなんかいないんです。
むしろ心で泣いています。
だから、30過ぎた女への言葉には本当に気をつけて。笑
この歳になると、悪気はないのか悪気があるのかくらいすぐわかるからね。
でも最近はそんなたいした他意ない言動に、いちいち傷つくのもめんどくさいというか、疲れてきてしまい、もうどうでもいいやとも思ったりしています。
だから、あまりにもバレバレの気遣いをされるより、普通どおりフラットなコミュニケーションをとってくれたほうが救われたりします。
めんどくさくてすみません。
今日も誰かの幸せを心から祈っています。